監督日記〜印象に残る野球選手編‼︎「一芸に秀でる」〜

しかしこの選手は何と言っても「守備職人」‼︎しかも「プロ中のプロ」‼︎
強肩俊足を生かし、何度もチームを救い、相手を萎縮させました。
一打さよならの場面でのセンターでのダイビングキャッチなど、周囲を魅了するプレーが印象的でした(^O^)
名古屋ドームでの自身の引退セレモニーでは、ファンへの独特な挨拶の後に、ホームからライトスタンドへ大遠投し、1投目はライトポール直撃、アンコールの2投目は見事ライトスタンドへ投げ込むなど、最後までファンを楽しませてくれました( ^ω^ )

確かにこの選手の強肩・俊足は一流プロの能力です。
しかし私が惹かれるのは、これではありません。
かつてチームにおける自身の立ち位置を質問され、
「カレーの中の福神漬けのように、一見おいしそうではないが、無いと様にならないタイプになりたい」
と答えています(OvO)

様々な要素で成り立つ野球の頂点にあるものは「チームに貢献する」ことで、その貢献が「勝つこと」「強くなること」「上手くなること」などに派生すると私は考えています‼︎

英智コーチも現役時は、チームへの貢献のため常に最善の準備、練習、探究を続けていたことは、結果を見れば想像に難しくないでしょう。
しかも、前に出ようとはせず、黙々とそれらをこなす姿勢も惹かれます。

野球は9人で行う競技です。試合ではベンチ入り人数の制約はありますが、9人以上は絶対必要です。怪我等での交代要員として、その場面で最も能力が発揮される要員として、「チームへの貢献」が大前提です。
チーム事情・自身の能力等を見極め、探究・探求し続ける姿勢こそ、「最高の選手」と称することができます。
これはプロ野球だけではありません。我々の社会人野球でも実践できることです。
英智コーチの「野球への姿勢」が私は大好きです‼︎